PART 3


「兄さん!早く早く!」

「わかってるって!」

正樹がパンと牛乳を一気に口に入れる。

「まだ時間あるだろ…」

「ゴメン…何だか居ても立ってもいられなくて」

「急がなくたって学校は逃げないよ」

純がクスッと笑った。

今日は早く出ることになりそうだ。



「楽しそうね、光一」

「そうだね」

光一は正樹や大地と一緒にふざけながら純達の前を歩いていた。

「でも、学校生活はこれからだからな」

「大丈夫だよ」

翔とめぐみの心配を純はあっけなく否定した。

「今の光一なら大丈夫だよ」

眺める先に明るく笑う光一。

「そうだな」

「そうね」

「兄さーん、早く行こうよ!」

気が付けば光一達と距離が開いていた。

「待ち切れないみたいね」

めぐみが笑って言う。

「そうだね」

つられて純も笑う。

「ったく…仕方ねえな。そんなに早く行きたいなら…」

「?」

気合を入れる翔に純とめぐみが揃って首をかしげた。

「学校まで競争だ!!!」

「えっ!?」

言うが早いか、翔はあっという間に前を歩く三人の間を駆け抜けた。

「えっ!?」

「兄貴!待ってくれよ!」

「兄ちゃーん!」

一瞬で抜かれた三人(特に光一)は急いで翔を追った。

「何やってるんだか…高校生になるって言うのに」

めぐみが呆れて溜息をつく。

「…僕達も行こうか」

「…そうね」



「げっ、光一!いつからそんなに速くなった!?」

「負けないぞー!」

「おっ先に〜♪」

「「あーっ!!」」

競り合う二人をあっさり抜き、純とめぐみがトップに躍り出た。

「くっそー!待ってよ兄ちゃん達ー!」

大地が必死に追い付く。

「わー、待て!俺をビリにするな!」

正樹が叫ぶ。

「追い付いてみなさいよー!」

めぐみが後ろ走りで挑発した。

「くっそーっ!」

翔の闘志に火がついた。

「光一!早く来ないと先に学校に着いちゃうぞ!」

純が光一を呼んだ。

「待ってよー!」

光一が走った。

―――――――楽しかった。

こんな風に心から楽しかったのは久しぶりだった。

これからも様々な事があるだろう。

でも、何とかなりそうな感じがする。

「――――ありがとう」

たった一言だけ、純は心の中で呟いていた。






〜「Tith」キャラによる勝手気ままな座談会〜


作:と言う訳で終わりましたDays3!

全:パチパチパチ(拍手)

め:今回は(更新が)割と早かったわね

作:まあ、前回が一年近くに渡ってたからね…ごめんなさい…m(― ―)m

め:ちゃんと反省してるわね、よしよし

〜内容〜

大:明るい終わり方だったね

作:これからの始まりにしては良かったんじゃないかな?

純:そうだね

翔:俺は疲れたぞ…

正:俺も…

光:二人とも勉強大嫌いだもんね(笑)

翔:勉強が好きなやつなどいるだろうか、いや、いるはずが無い!

め:わざわざ反語使ってまで主張すること?

翔:でもな、本当に受験ってのは地獄だな

純:そうだね…作者も苦労したんでしょ?

作:一日中過去問持ってた記憶があるよ…

大:うわあ…(汗)

め:問題も難しいの出すわよね

正:もうちょっと手加減してくれても良いと思うけどな〜、俺が簡単に合格できるくらい

光:それじゃみんな合格しちゃうよ…(汗)

正:何か言ったか?(と言いつつ光一にチョークスリーパーをかける)

光:ゴメンゴメン!痛い痛い!!

作:とまあ雑談はこの位にして…次回のことについて…

大:ちょっとちょっと、作者の兄ちゃん

作:ん?

大:まだ僕たちも読者も学園の名前知らないよ

作:あっ、やべっ!書くの忘れてた!

全:おーい!!!

作:ひ〜、ごめ〜ん!

〜翔・正樹・めぐみによる制裁が加えられておりますので暫くお待ち下さい〜

作:(ボロボロ)え〜、と言う訳で、学園の名前を発表します!

全:パチパチパチ!!!(拍手)

作:学園の名前は…「清心学園」です!

め:へ〜、良い名前じゃないの

正:ここで俺たちの学園ライフが始まるってわけか

純:どんな構成でいくの?

作:全体的に明るく、そして学園生活の目玉、「恋愛」も書くよ〜!

翔&正:うおおおおお!!!(ガッツポーズ)

純:燃え過ぎだよ二人とも…(汗)

正:てことは俺と転校生の運命の出会いなんてのもあるって事か!?

作:いや、多分無い

正:そこを何とか…(と言いつつ某有名声優のCDを差し出す)

作:う〜ん…お主も悪よのう…

正:いえいえ、あなた様ほどじゃ…

作&正:ハッハッハ!

スパコーン!

作&正:うぎゃー!

め:何裏取引してるのよ…

大:アハハ…(冷汗)

純:まあ、見てのお楽しみって事だね

翔:んじゃ、次回…

作:っと、その前に重大発表―!

正:何だ?

作:レギュラーが増えます

全:えーっ!

め:今でも十分多いのに?

作:理由は、学園内では初等、中等、高等の三部に分かれてしまうから全員一緒に書くことが大変になってくるんだ

翔:なるほど…

大:それじゃあ僕たちのクラスメイトができるってこと?

作:まあそうなるね

翔:それじゃそろそろ次回…

作:ストーップ!もう一つ!

翔:何だよ?

作:実は「Tith」は今回でひとまず終わりになります

全:ええええええっっっ!!!!???

正:レギュラー増やしといて終わり!?

め:納得のいく説明をくれない?

作:待った待った!終わるけど続くの!

全:え……?

作:今回までは第一部、学園生活に突入するにあたって第二部になるんだ

純:そうか…結構大きな転換期だからね

作:そうそう!

め:と言う訳で…一回お別れね

純:次は第二部だね

光:次回からもよろしくね

大:よーし、頑張るぞー!

正:次回からは新メンバーもよろしくな!

翔:それじゃ、また会おうぜ

全:第二部もよろしく!!!



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